体験者が語る心筋梗塞の症状

心筋梗塞とはどんな病気?

心臓は酸素や栄養を血液によって全身に送り出しているポンブの役割を行っています。その心臓の周りを流れ、筋肉(心筋)に血液を送っている3本の太い血管を冠動脈と言います。 その冠動脈が何だかの原因で完全に詰まってしまい、 その先に酸素が送られなくなり心筋が壊死してしまう病気のことを心筋梗塞と言いますが、壊死した状態が続くと心筋は働けなくなり、最悪は死に至ることもある命にかかわる恐ろしい病気です。

心筋梗塞が発症してしなう主な原因として、血液がドロドロになっている事が大きな要因と考えられており、 特に高血圧や糖尿病の人は、毎日の食事などの生活習慣を見直すことが大切だと言われてきました。ところが、原因はそれだけではなく40代や50代の働き盛りの人にも近年発症してきている原因があるのです。

TV番組「ゲンキの時間」では、心筋梗塞の体験者の証言をもとに、様々原因と対策方法を順天堂大学医学部付属 順天堂医院 天野篤先生が解説。その内容を紹介します。 天野先生は、2012年に天皇陛下の手術を執刀したことで注目された心臓バイパス手術の権威です。

体験談1 : 強い胸の痛みを感じた

この方は、朝起きて、胸をギュッとつかまれているような強い胸の痛みと息苦しさを感じ、病院で心筋梗塞と診断されました。

この体験談について天野先生は、こうなってしまう前に何らかのサインを見つける事が心筋梗塞を防ぐには重要で、 心臓病になりやすい危険因子を健康診断などを受けて発見しておくことが大切だと解説。

【健康診断でのチェック項目】
・体重(BMI)
・血圧
・血糖値
・コレステロール
・中性脂肪

これらの5項目をチェックし、一つでも該当すれば、心筋梗塞のリスクが2~3倍アップすると考えられており、 さらに、高血圧、肥満、糖尿病、脂質異常症などがそろうと、そのリスクは31.3倍になると言われているそうです。

体験談2 : 胸の痛みなどの症状がなかった

心筋梗塞になった体験者からは、先ほどのように激しい胸の痛みなどが報告させれていますが、そう言った症状があらわれない人もいます。 この方は、朝、通勤の時、軽い息切れがあったそうですが、激しい胸の痛みは無かったので、すぐに病院には行かなかったが、以前と比べて息切れなどで、通勤時間がかかるようになったので病院で診察すると狭心症と診断されました。

この狭心症ですが、プラークと言う脂で固まったコブが血管にでき、血管が細くなってしまい心臓に十分な血液を供給できない状態の病気の事をいいます。

この場合の症状は、息切れなどの違和感を感じるだけで、強い胸の痛みは出ませんが心筋梗塞の1歩手前なので放置すれば突然死もありうる重篤な状態の場合があるそうです。

また、本当は心臓に痛みの原因があるのに、脳に伝わる過程で勘違いをしてしまい、心臓ではない背中や肩や歯などに痛みを感じる放散痛を感じる事があるそです。

放散痛の痛みは、ここだと言う点の痛みではなく、”このあたり” と広範囲わたって痛くなることが多く、左側だけに痛みがある場合は要注意です。

ところで、なぜ左側に痛みがでるのでしょうか?
天野先生の解説では、心臓には知覚神経がないので、そのサインとして心臓がある左側に放散痛として、胃、胸板や食道、肩やわき、などに違和感や、重く鈍い感じがあらわれるそうです。

体験談3 : 検査の結果も生活にも何も問題がないのに心筋梗塞が発症した場合

健康診断も問題なく煙草も吸わない、体重増加もない、お酒も飲まない。なのに心筋梗塞になる、こん理不尽な事があるのです。その原因は男性ホルモンの減少。

天野先生のお話では、男性ホルモンの一つテストステロンが低下すると、うつの症状と共に内臓脂肪の増加、高血圧、高血糖、などの症状があらわれて動脈硬化が進行してしまい、 心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加してしまうそうです。

どの病気もですが、体のチョッとした変化も見逃さないように、とにかく病院で診察することが大切なんですね。また1年に1回は健康診断受けましょうね。

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